なぜ、テストをやるのか?子どもたちには、こう話している。
みんなは、山登りをしてるんだ。一番、困るのは、迷子になること。遅れてても、自分がいる場所が分かれば、困らない。そして、遅れていたら、少し急げばいい。
テストとは、自分の位置を確かめるものだよ、と。
この前、テストである取り組みをした。これは、自分が学校担任時代に考えたものだ。
本物のテストの他に、そのテストをコピーしたものを渡す。
コピーしたものは机の中に入れる。
子どもたちは、本物から取りかかる。終わったら、本物をしまい、コピーしたテストをもう一度やる。
終わったら、本物とコピーのテストをくらべる。
違うところを直す。
本物を提出して、答えを持っていく。
答えを使って、コピーを自己採点する。
間違っているところを直す。
コピーと答えを提出する。
この方法だと、早く自己修正ができます。
テストは、学習した知識などの定着度を確かめるもの。
でも、学校では、人と比べる道具となってはしないか?
受験制度が、その根っこにある。