昨日、問題を抱える子どもが増えていることを話した。
その原因に、保護者の不適切なかかわりがあると。

しかし、問題は、もっと複雑である。

幼少期から、十分な愛情を受けずに育った子どもがいる。
彼らは、小学校1年生段階で、まずはつまずく。
なかなか、学習へ集中できないことが多いからだ。
そしてなぜか、自閉的なふるまいをする。

学校の勉強は、教える順番が決まっている。
だから、1年生の勉強がわからないとそれ以降、さらにつまずく。

そして、それに担任の影響が拍車をかける。
多くの教員はとてもまじめだ。
そして、子どもの時は、それなりに優秀であった。
机に姿勢よくすわって、勉強することを強要する。
彼らには、苦痛でしかない。

おそらく、これにもっと複雑な要素も絡んでいる。
こう考えると、どこから手を付けたらいいのか?

だから、学校は対処療法的な取り組みしかできない。
これは、学校に責任があるわけではない。

さあ、どうすべきか?

今こそ、宗教や哲学を超えた「人間教育」が大切なのではないか。
国語や算数の時間を増やすことよりもやるべきことはないか?